勝は為すべきなり(小が大に成長していくための重要原則)|6月9日

勝は為すべきなり(小が大に成長していくための重要原則)
本項は形篇の文章とは対照的だ。ここでは「吾を以てこれを度(はか)るに、越人の兵多しと雖も、亦たなんぞ勝に益あらんや。故に曰わく勝は為すべきなり」となっている。これは孫子の考えでは、越軍の兵力はわが呉軍より多いが、兵力が多いということが、必ず勝てるというもではない。越軍がその兵力の優勢を発揮できないような戦術を考えて戦えば、勝つことができるというようなことをいったものだ。
孫子は形篇で「勝は知るべく為すべからず」と全く逆のことをいっている。これは形篇では、戦略(大部隊)の場合を、この虚実篇では戦術(小部隊)の場合をのべているからである。彼は戦略論では弱者の戦略はないというが(謀攻篇)、戦術論では弱者の戦術はあるといっているのである。つまり戦術では小が大を倒すことは可能だといい、その方法を虚実篇で先手、誘致、迂回、奇襲、各個撃破などとあげているのだ。小が大に成長していく過程には、「勝は為すべきなり」は重要な原則である。
6月9日、孫子一日一言の言葉です。
おはようございます。
敵の数どんなに多くても個別に撃破することだ大事。
虚実篇で言われていることを行なえば勝てるということ。
個別に分けて戦わなければいけないような場所に誘いなが戦う。
通常ではれば短期の決戦が大切ですがここでは個別に分けながら叩いていく。
ゲリラ戦ですね。
小が大に勝とうとするときは入念な準備と忍耐力も必要なようです。
負けないようにするためには必要なことですね。
弱者でも戦術で勝てる。
今日も一日がんばります。