軍を覆し将を殺すこと、必ず五危を以てす(五危は誰にもある。常に反省が必要)|8月8日

軍を覆し将を殺すこと、必ず五危を以てす(五危は誰にもある。常に反省が必要)
本項の「覆軍殺将、必以五危」は九変篇の最後の言葉である。この言葉のあとに「察せざるべからざるなり」と結んでいる。この察せざるべからざるを使っているのは①計篇冒頭の「兵は国の大事云々」②地形篇の「凡そ此の六つの者は地の道なり云々」③同じく地形篇の「凡そ此の六つの者は敗の道なり云々」④九地篇の将軍の事の最後「九変の変、屈伸の利、人情の理云々」⑤本項と五つあり、それに行軍篇の兆候例の後に「兵怒りて相迎え、久しく合わせず、又解き去らざるは、必ず謹みて之を察せよ」を含めると六ヶ所でいっていることになる。これらは孫子がよほど重視して注意を喚起したものとして、肝に銘じておく必要がある。
本項の意味は、用兵に任ずる将師として致命的な欠陥であり、戦いに敗れ、将師の生命まで失うような大事を引き起こす原因となるから、そういう人を将師にしてはいけないし、すでに将の地位にある者はよくよく戒心せよというのである。
8月8日、孫子一日一言の言葉です。
おはようございます。
将の五危。
局面には逆らわず、メリットを活かす。
このことがリーダーにとっては大事なことですね。
臨機応変ということばに尽きるということでしょうか。
いい時も悪い時も先入観や結論先にありきでは問題が生じます。
ただ判断は早くする必要がありますです。
今日も一日がんばります。