愛民は煩わさる(過ぎたるは及ばざるが如し)|8月6日

愛民は煩わさる(過ぎたるは及ばざるが如し)
本項の「愛民可煩也」も、リーダーが直さなければならない性格のひとつだ。もし敵指揮官が情にもろい性格なら、その部隊に苦労を強いるような方法、たとえば途中渡河してくる必要がある所の舟をすべて壊すとか、敵の食糧を奪って飢えさせるとか、火攻で苦労させるなどすれば、戦意を失わさせることができる。
ところで指揮官の性格について、孫子はこの五危は注意して攻める必要があるといっていて、どのような性格がよいとはいっていない。この孫子と対照的なのが、旧陸軍の「統師網領」である。この本は高級指揮官(孫子でいえば、上将や将の階級の指揮官、軍=一万二千五百人=以上の部隊)のための教範であった。この本には、①高慢な品性②公明の資質③無限の包容力④堅確の意志⑤卓越の識見⑥非凡の洞察力が必要だといっている。どちらがよいとは言えないが、孫子の方が現実的で効果があるよに思う。
8月6日、孫子一日一言の言葉です。
おはようございます。
敵の指揮官をよく見極める。
そう考えると自分の性格も見えてくるように感じます。
きっと私もこの攻め方をされると戦意を失い兵が生きれる方を選ぶでしょう。
これが作戦だとしたら恐ろしい。
敵の指揮官の性格などをしっかり情報分析できる能力が必要でしょうね。
そうなると情報がやはり重要。
出来る指揮官というのは様々な方法をつかってくるということです。
今日も一日がんばります。