忿速(ふんそく)は侮られる(上に立つ者は性格的欠点を顧みよ)|8月5日

忿速(ふんそく)は侮られる(上に立つ者は性格的欠点を顧みよ)
孫子が兵書としてより処世の書として読まれるのは、オペレイションズ・リサーチ・ランチェスターの法則、ブレークスルーなど現代マネージメントの金科玉条的な多くの原則と、その背景としてもつべき倫理的な処世哲学をのべていることが大きいが、それ以外に、ビジネス、経営などに必要なことをズバリ指摘していることがあげられる。
たとえば、成功の条件、失敗の原因、人使い術、アメ、ムチ、ワザ、鬼門、組織管理、編成、勢威、形態、リーダーの姿勢、心、位置、スパイの種類、兆候、気と心と力と変の修め方、金の問題、詭道の方法、九変の術などである。本項の五危もそれだ。ところで忿速という言葉の忿は、「いかる」、速は早いという意味だから、かっとなる性格のことだ。これは上にたつものとして、変に際し、己を失うようではリーダーの資格は無いというのである。誰にも欠点はある。だがリーダーの性格的欠点を指摘した価値は大きい。
8月5日、孫子一日一言の言葉です。
おはようございます。
忿速。
かーっとなるのが早いというのは問題ですね。
これをしっかり克服しなければいけませんね。
アンガーマネジメントという怒りを抑える方法論もありましたね。
リーダーは絶対に怒りを表に出してはいけませんね。
人の怒りをうまく煽ってくる人というのもいます。
怒りの中での決断は大抵失敗しますので注意が必要です。
冷静になるためにはたくさんの人と接することも必要に感じます。
世の中にはいろいろな人がいていろいろな考え方があります。
青が青に見えていない人もいる。
自分の着火点をしっかりと見極めることも大事でしょう。
今日のテーマは自律として一日をがんばります。