諸侯を屈するには害を以てす(害する手はいくらでもある)|7月30日

諸侯を屈するには害を以てす(害する手はいくらでもある)
本項の「屈諸侯者以害」は、九変篇の半ばのところにある。この意味は、諸侯を思うように働かせる方法のひとつに、従わなければ害を与えると脅迫する手がある、というものだ。諸侯が諸侯にこのような大きな口をたたけるのは、自分が強大国の諸侯で、相手が弱小国の諸侯の場合だ。これは地域の覇者となった強大国の諸侯が参加に入れた弱小国の諸侯に対する場合だ。わが戦国時代の信長と家康の関係だと思えばよい。信長は築山事件(家康の妻築山殿および長男の信康が武田に内通?)が起きたとき、築山殿と信康を殺せと家康に命じてきた。家康は泣く泣く命に従った。
今では、いうことを聞かない人に害を加えることは、むかしに比べてむずかしくなった。だがプロ野球の監督をみていると手はいくらでもあることがわかる。レギュラーに使わない、出番を少なくする、二軍におろす、年俸を減らす、口をきかないなどスポーツ紙の記事をみていてもこれだけある。罰をあたえるのをためらってはいけない。
7月30日、孫子一日一言の言葉です。
おはようございます。
まず、こわっと思ってしまいました。
実際には今でもこういうことはあるんだと思います。
会社の中であったり、取引先であったり。
そのためには力に差がはっきりしている必要もありそうです。
なんとしても力をつけて差をつけなければこういうことは難しい。
よくよく考えていく必要がありそうですね。
今日も一日がんばります。