兵の形は実を避けて虚を撃つ(地域戦術は虚をさがすことだ)|6月20日
兵の形は実を避けて虚を撃つ(地域戦術は虚をさがすことだ) この「兵之形、避実而撃虚」は、虚実篇の終わりにでてくる言葉である。その意味は、軍は抵抗の多いところ、強いところをさけて、抵抗の少ないところ、で ・・・
兵の形は実を避けて虚を撃つ(地域戦術は虚をさがすことだ) この「兵之形、避実而撃虚」は、虚実篇の終わりにでてくる言葉である。その意味は、軍は抵抗の多いところ、強いところをさけて、抵抗の少ないところ、で ・・・
兵に常勢なく、水に異常なし(形態を千変万化させよ) この孫子の「兵無常勢、水無常形」の言葉は、日本のことわざ辞典にのっていないが、兵法の極意を現す名言だ。宮本武蔵の『五輪書』の「構えあって構えなし(太 ・・・
兵の形は水に象る(水の性は処世の哲理を教える) 孫子が合理的な主張をしているのは、たえず戦列や戦史の研究で、そこから準拠(じゅんきょ)すべき原則をもとめるとき、自然現象と対比したからであろう。自然現象 ・・・
其の戦勝を復(くりかえ)さず(生涯自己革新をはかれ) ワンパターンという言葉がある。昭和十四年(一九三九)五月、日本軍とソ連軍が戦ったノモンハン事件を回想して、当時のソ連軍指揮官ジーコフ元帥は「日本軍 ・・・
吾が勝ちを制する所以を知ること莫し(成功の本当の理由をつかめ) 孫子の主張には、兵法の極意、処世の哲理でありながら、世間に知れわたっているものもあれば、孫子を口にする人でも関心をはらわないものもある。 ・・・
人、皆、我が勝つ形を知る(形のまねから独創のすすめ) 本項の「人皆知我所以勝之形」は、虚実篇の終わりにでてくる言葉である。金谷治氏の註では、所以は後で誤って加えられたものと思うので「人皆我が勝の形を知 ・・・
無形なれば、則ち深間(しんかん)も窺(うたが)うこと能わず、智者も謀ること能わず(次々と形を変えていく利) 本項の「無形、則深間不能窺、智者不能謀」は、兵の無形の利をのべた言葉である。この意味は深く入 ・・・
兵の形(あらわ)すの極は、無形に至る(形にとらわれると恐ろしい) なにごともその人の性格にあったやり方がある。また時代にあったやり方がある。原則や定石は、その人の固有の手腕才覚やそのときの環境によって ・・・
これに角れて有余不足の処を知る(敵の隙を徹底的い捜れ) 本項の「角之而知有余不足之処」は、損失の計、動静の理につづく言葉だ。少ない兵力で、大きな敵を攻めるときの攻め方をのべた締めくくりの言葉である。こ ・・・
動静の理を知る(敵に働きかけて反応をみよ) この「動静の理」は先の損失の計につづく言葉で、兵力の多い越軍と戦うさいには、敵の多数のパワーを発揮できないようにする必要がある。そのためには双方の利不利(損 ・・・